スポーツにはいろんな意味があります

石場の独り言
スポーツには色んな意味がありますが、その中でも世界平和の意味があり、己を磨き鍛え、継続する事を学び、諦めない事を学ぶ。また、仲間と共に協力したり、助け合ったり、励ましあったり、そんな心を鍛え、精神を鍛え、身体を鍛え、技を磨き、心技体を学ぶ。お互いが頑張って磨いてきた心技体を競い合い、交流親睦を深め、お互いを高め合う事がスポーツの持っている大きな意味ではないかと思っています。
ライバルがいてくれるから努力し頑張れる、だからライバルは大切な存在なんです。
試合となれば必ず勝敗が決まる、だけどライバルと憎しみあったり、いがみ合ったり、敵意を持ってはならないと思っています。
「ラブオールプレー」という言葉の意味を御存じですか?
「0対0プレー」と認識している方も多いと思いますが、
「LOVE ALL PLAY」なんです。
相手を尊重し敬意の念をもって競い合う事をお願いします」という意味です。
だから、プレーの最初に握手をし、終わったらありがとうございますという敬意の念をもって握手をするのです。
しかし、プレーヤーの中には負けて悔しさのあまりに、プイッとして握手をしない、顔も見ないで指先だけでピッと触れるような光景を目にすることがあります。
試合は相手がいてくれなければ成立しない。負けたことは悔しいのは誰でも同じで良くわかりますが、その時にぐっと
我慢しこらえて、相手の目を見て、ありがとうございますと気持ち良く言える我慢の精神、耐える精神を学ぶのがスポーツであると信じています。
私は日体の30年間一番その点を大切に指導してきました。
ジュニアの我がチーム子には勝っても負けてもそんな態度にはプレー以上に叱っています。
負けたのは自分の心が我慢できないからであって、それを相手にぶつけるのは間違いで、スポーツはそんな心を磨くためにあるのだと思っています。
強くなっても、わがままで自分勝手で我慢の出来ない人では、競技人生が終わってから誰も相手にしてくれなくなります。
だから、私は郡司莉子にも口うるさく10年間かけて指導してきました。
それが出来ているかどうかは今は分かりませんが、心のどこかに忘れないでいてくれたらいいなと思っています。
最後になりますが、スポーツは勝つことがすべてではなく、己の人間性を磨く場であって欲しいと願っています。勝っても負けても沢山の人に称賛されるそんな人になって欲しいと願っています。
石場の独り言として最後までお読みになって頂き感謝します。

 

2020年10月01日